公益社団法人 福岡県国際交流センター

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こくさいひろばカフェで世界一周Vol.66『スリランカ&シリア』

活動報告

当財団では県内の学校や公民館等に、外国人講師や、外国での生活や活動経験のある日本人講師を派遣・紹介する国際理解教育推進事業を行っています。こくさいひろばカフェでは、その国際理解教育の講師として活躍する方々が登場し、世界の文化を紹介します。

 

こくさいひろばカフェで世界一周Vol. 66『スリランカ&シリア』

日時

2021年11月21日(日)14001530

会場

Zoomでのオンライン開催

主催

(公財)福岡県国際交流センター

参加料

無料

対象

国際交流に興味がある方

講師

エトガール ペディゲー バーニイ アン トシャーリ様(スリランカ)
アルハサン ムハンマド アナス様(シリア)

内容

開会及びひろばカフェの紹介

各国の講師がスリランカとシリアのを紹介

質問タイム及び閉会

 

(各の紹介

スリランカ:バーニイ先生はスリランカの多様な民族と宗教、教育、食べ物等について話をした。
まず、スリランカには先生の民族でもあるシンハラ民族(74.9%)を含め、色々な民族が住んでおり、民族が多い分、信じる宗教も多様だと説明した。その中で最も多いのは仏教徒(70.2%)で、その次がヒンズー教徒(12.6%)、イスラム教徒(9.7%)、少数ではあるがクリスチャン(7.4%)もいると説明した。そのため、スリランカの街中では色々な宗教の教会やモスクなどの建築物を見ることができると写真を見せながら説明した。

スリランカの教育は小学校から大学まで無償で先生もそのおかげでここまで来られたと説明した。学費を払ったのも日本に来て初めてとのことであった。

スリランカでは香辛料が豊富で、カシューナッツカレー、ドライカレー、ジャガイモカレー等1回の食事でも色々な種類のカレーを作って食べるということであった。先生も家では、1回の食事で4種類以上のカレーを作ると説明した。色々な種類のカレーの中でもカシューナッツカレーはとても美味しいので是非食べてみて下さいとおすすめされた。また、スリランカではトロピカルフルーツが、沢山しかも安く食べられると説明した。マンゴーの種類は20種類以上あり、キングココナッツは中にとても美味しい果汁が入っているので、スリランカ旅行に行った際は是非ご賞味下さいと説明した。

 

シリア:アルハサン先生は、シリアの内戦や難民問題と、歴史・食べ物などについて説明した。
2011年に始まったデモがきっかけで内戦になり、今でも続いていると説明した。内戦でアルハサン先生の出身地であるアレッポ市は大きなホテルも世界遺産も壊れた。建物が壊れた写真や動画を見せながら内戦の激しさを説明していただいた。また、内戦により多くの人々が亡くなり、家や故郷を失い、他の国へ行ったり、難民になったりしているとのことであった。あわせてこの内戦で失業者が増え、多くの子どもたちは学校へ行けず貧困で苦しんでいると説明した。

本来のシリアは世界遺産も多く、とても綺麗な国ですと説明を続けた。アレッポ市には5000年前に建てられたアレッポ城があり、世界最古かつ最大の城の1つであると説明した。城の周辺には堀があって城を守り、その周りには町があって町の周りには大きく壁が建てられてあり、敵の攻撃や侵略がある際、壁の中に入って避難することができたので、被害が少なかったと説明した。また、中洲川端の商店街のような商店街がアレッポ市にも昔からありますと両方の写真を比較しながら見せてくれた。

次に、アラビア語について説明した。日本とシリアの共通伝統文化は書道ということで、日本とシリアの書道道具の違いなども写真を見せながら説明した。また、アラビア書道家として活動している日本人本田孝一さんを紹介しながら彼の作品もいくつか見せてくれた。

シリアではヨーグルトやチーズなどを朝ごはんとしてよく食べますと説明した。他にも米やお肉を使った料理も多く、その中で特にキッペが有名で、キッペは小麦の生地の中にお肉や胡椒などを入れ、オーブンで焼いて食べるとても美味しい料理だと説明した。デザートもとても美味しくて、とても甘いと説明した。実際先生が日本人の友達に食べさせた時、その友達がとても甘すぎて少し食べにくいと言っていたと説明した。最後に、内戦が終わったら、是非シリアを訪れてほしい、とお話しされた。

バーニイ 先生

アルハサン先生

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